2008年2月9日(土)








いつものように車中泊の支度をして、かみさんと二人で房総へ海釣りに出かけてきた。



今回の目標は二つ。

アイナメの釣れる場所を探ることと、イワシ餌でヒラメを狙うこと。



アイナメを釣りたがっているKさんに、何とかして釣らせてあげたいので、

その釣り場探しの意味も含めて先ずは富津岬から少し南に下ったところにある新舞子海岸へ。

ネットでアイナメ情報を探していたら、アイナメの意外な穴場的釣り場として紹介されていた場所だ。

一見根魚には不向きな砂浜だが、ここは隠れ根が点在していてアイナメが生息しているらしい。




投げ竿2本とシーバスロッドの3本体勢で青イソメ餌で狙ってみる。



しかし、アタリがこない・・・・。



潮周りは下げ2分といったところなので、まだまだ望みがありそうだったんだが・・・。



おまけに隠れ根が見つからず、ひたすら砂地って感じ。






釣れたのは貝一個だけ(笑)





早々に切り上げて移動。














次に訪れたのは保田にある吉浜埋立地。


ここは隠れ根が多く点在していて、いかにもアイナメが釣れそうな場所。








しかし釣れたのはコイツ一匹だけ。



キタマクラというフグの一種だ。

こんなの食ったら北向きに寝かせられて顔には白い布を被せられてしまう(笑)



長時間粘ってみたがアイナメの気配がしなかったので早めの昼食をとることにした。


保田漁協直営の「ばんや食堂」で方々唐揚げ定食を食った。




おいしかった〜♪


この食堂も木更津の「やまよ水産」のようにテレビで紹介されてからは大混みで、

普通の昼食時間に行くと行列で大変なことになっている。

店内壁面のおしながきには保田漁港で水揚げされた新鮮な魚介類が沢山書いてあり、

そのどれかを選んで260円足すと定食になるというシステムが人気のようだ。

11時に入店したんだが、50テーブルほどもある広々とした店内は、

既に半分ほど客で埋まっていた。




食後に店内にあるイケスを見ると、大きなヒラメが何枚も売られていた。

30cmほどのヒラメが二千円くらいで売られていて、それ以上のは値札が付いていない。

最大で70cmほどの巨大ヒラメがいたが、あれは1万円くらいするんじゃなかろうか?

ということは50cmクラスで5〜6千円か?


今までにヒラメを釣った経験は一度だけ。

大きさは25cmのソゲと呼ばれるサイズだった。





アイナメのポイント開拓は不発に終わったが、気を取り直して次なる目標の

ヒラメ釣りに向けて行動を開始した。









13:30 乙浜港到着。



大きなヒラメを釣るための餌として、先ずはイワシの確保から。


コマセカゴと擬餌針のサビキ仕掛けではなく、今回はアミコマセに空針をこすり付けて

針先にアミエビを引っ掛けて投入するトリック仕掛けを使用してみた。

すると流石にスキンサビキ等と比べて食いが良く、次々と釣れて結構おもしろい。







トウゴロウイワシを大量確保して、エアーポンプで酸素補給しながらヒラメに備える。






15:30頃に平砂浦到着。




生きたイワシの泳がせ釣りでヒラメ狙いのスタートだ。










しかしヒラメはそうそう簡単に釣れるものではないらしく、全然アタリが来なくて、

餌のイワシが減っていくばかり。













一時間ほど経過した頃、3本並べた竿のうちの1本が不穏な動きを始めた。














ゆっくりと竿がしなっていく。










餌のイワシに何者かが食いついたことは間違いない。









しばらくの間、もぞもぞと動いていた竿が、いきなりひったくられるように引っぱられ、

竿掛けを支点にして竿が持ち上がった。








あわわわわわっ!









自分は他の竿を巻き取っている最中だったので、急遽かみさんに頼んであわせを入れてもらう。









「何これー!? 根がかりしてるよ?」









直後に交代してリールを巻き取ってみる。








ん!?  動かない・・・。 やっぱり根がかりしちゃったか?









グイグイと強く竿をあおると、そいつはいきなり動き出した。









もの凄い重みのある強烈な引きだ!



信じられん!  こんなに早く巨大ヒラメがかかってしまって良いものか?

いやまてよ、大型のスズキの可能性もあるな。










12ftのシーバスロッドが限界近くまで弧を描いて曲がり、リールからはラインがジリジリと

出て行き、なかなか手前に寄せて来れない。








波間からチラッと巨大な魚影が見えた。








茶色いっ!!   スズキではない!!!








心臓がドキドキしているのがわかる。











やっとこさ引き寄せてきて、遂にヤツは波打ち際に姿を現した。























え!?









































・・・・・・・・。










何だよ、アカエイかよ・・・。





ヌカヨロコビだった。 

そう言えば魚のようなブルブルとした振動は伝わらず、ただひたすらに重たい物体が

ラインを引っ張っていくような感じだったような気がする。


このアカエイは尻尾に毒棘があり、刺されると死に至ることもある危険な魚なのだ。


とりあえずリリースするためには針を外さなければならないので、近くにあった棒でひっくり返した。












うわぁ〜、イヤな顔だ(笑)

顔といっても垂れ目のように見えるのは鼻の穴だな。







口の中はとてもコワイことになっていた(笑)









エイが釣れたあとはアタリが遠のいてしまって時間だけが過ぎていき、次第に暗くなってきた。





完全に暗くなった18:30頃、左側にセットしておいた竿がいきなり引っ張られて飛び上がった。



合わせるとズシリとした手応え!


左側に向かって走り出し、ラインはどんどん吐き出されていく。


ドラグを締めて魚を止めにかかったら、途中で外れてしまった。


さっきのエイのような引きではなく、ブルブルと魚の泳ぐ手応えが竿に伝わってきていたので、

きっとヒラメだったに違いない!




その後、真ん中の竿、右の竿と順番に強烈なアタリがあったが、どうにもちゃんとフッキングせずに

残念ながら連続でバラシ。




もう悔しさは頂点に達してしまった!




後から思い出したんだが、「平目40」とかいう言葉があり、ヒラメは餌を咥えてから

飲み込むまでに時間がかかるので、それだけ数えて待ってからアワセを入れろというのがある。

とにかく自分のアワセは早過ぎていたんじゃなかろうか?



時刻は20:00

もう餌のトウゴロウイワシは使い果たしてしまったので今夜のヒラメアタックは終了として、

明日の朝マヅメで再び挑戦だ。









翌朝エサとして使うためのイワシをまた釣らなくてはならないので、布良港の港内で

サビキで狙ってみることにした。




夜の静まり返った無人の漁港。

少し狭い防波堤だったので、ゆっくりと慎重に進んでいく。

いちばん奥で車を切り返して、少し戻って左脇に停車させて釣り支度を始めた。





しばらくすると一台の軽トラが自分の方に向かって入ってきた。




「ああ、マズイな。 こりゃー地元の漁師だな。ここに車で入るなと注意されたら出ないとイカンな。」










とか思いながら仕掛けの準備をしていたら案の定、軽トラから人が下りてこちらに歩いてきた。























にゃにぃぃぃぃーーーーーー!?























かなり人相の悪い男、

しかも手にバットを持っている!!!








ハイ、いきなり信じられない展開になりました(笑)




「コノヤロー早く片付けて出ろ!」

「テメーの車のガラス叩き壊すぞ!」

とか大声でどなりあげております。


つーか、マジで車どころか自分もバットで壊されそうな勢いでこちらに近づいてまいりました(笑)







こういう場合どうすればよいのか、採るべき道は一つです。

ハイ、向こうの望む形に返事をして適当に謝って、この非現実的な状況をやり過ごすことです。

相手が素手だったら場合によっては逆ギレして手を出してしまうかもしれません。

極○空手をやっていたことがあるので、実は人の体は蹴り慣れていたりします。

しかしバットを持った人間は相手をしたことがありません(笑)

もし避け損ねて頭に一発でもくらったらキタマクラになってしまうかもしれません(笑)




そいつのペースに合わせて何事もなく漁港を脱出しました。

そもそも漁師が仕事場としている漁港内では釣り人はお邪魔させてもらっている存在なので、

漁師の言うことには従わないとね。



でもさっ、
バットはねえだろっ!(笑)

注意しに来るとしても普通に手ブラで来いよなっ!

そのバットで何かしたら、漁師がいきなり犯罪者に早変わりだぞ。




そもそも、


入り口に「港内車進入禁止」とか看板立てておけって!(笑)

(そういう港は結構存在しており、当然入りません)











思いがけない出来事でイライラしていたせいか、

下見をした次の港を出る際に、うっかり後方確認を誤って障害物に車をぶつけてしまった(泣)





嫌なことは連続して起こることなのか(笑)



相当にダメージを受けてしまい、これはもう何がなんとしても巨大ヒラメを釣り上げて、

このイヤな気分を払拭して帰宅したいものだ。






というわけで気合を入れなおして再び乙浜港でトウゴロウイワシを確保だ。










だがどういうわけか釣れたのはカタクチイワシ。

食べておいしいカタクチイワシだが、これは生き餌として使うには弱すぎる。

でもトウゴロウが釣れないのだから仕方なく確保した。

明日の朝まで生きながらえるかが心配だ。




車を平砂浦へと走らせて釣り場に到着してから車中泊した。










2月10日(日)




ワームです(笑)

カタクチイワシはやはり弱すぎて、釣り開始の時刻5:30に起きてみたら

2匹だけ泳いでいて、あとは全滅していました。

一応その2匹で泳がせ釣りをやってみたけど、背掛けにした途端に動かなくなり、

仕掛けを投入したはいいが、全くダメでした。


仕方なくルアー釣りに切り替えてトライしたけどアタリゼロでした。





午前9時頃までルアーをキャストし続けてから浜から切り上げて、

かみさんと今後どうするか話し合った。



「折角きたんだから今夜もう一度ヒラメアタックをしてみよう」と、

かなり疲れていたが冗談半分で言ってみたら、かみさんもやぶさかでない様子。

そこまでやるか〜!? と、自分自身呆れてしまうほどの執念だが、

次のトライでは、何だか釣れそうな予感がするので、再挑戦が決定した(笑)



ひとまず疲れをとるために車の中で仮眠してから、お昼頃に活動を開始。

野島崎近辺の食堂でかき揚げ丼定食を食って力をつけて、その近くの海岸で

磯遊びをしてからトウゴロウイワシの釣れる乙浜港へ向かった。



ゴロタ石地帯には磯の生物がいろいろいて楽しい。










ナマコ





ウツボ (たくさん泳いでいる小魚はサバの子供)


体長1mほどのサメが泳いでいるのも見えたが撮影は失敗。







そうこうしているうちに時間はあっという間に過ぎ、平砂浦に3回目の到着だ。




満潮は19時頃。

それまでの約2時間が勝負となる。










餌のトウゴロウイワシも十分に確保してある。










釣り初めて1時間経過。


なぜか全くアタリなし・・・・。












それからおよそ30分ぐらい経っただろうか。

右側にセットしておいたダイワ プライムサーフTの穂先があやしく動き出した。








やっと生餌を食ってきた。








昨日の失敗を生かし、すぐにはアワセない戦法をとる。








20秒ほど我慢してから、竿が持ち上がると同時にアワセを入れた。







今度こそがっちりとフッキングしたようだ。







結構な大物のようで、やはりラインはズルズルと吐き出されていく。







こういう強い引きは鯉釣りで慣れているとはいうものの、相手がヒラメだと思うと

緊張と期待で胸がドキドキする!




















長いような短いような、大物との格闘は終わりを迎え、ついに獲物が波打ち際に姿を現した。
































ひぃぃぃぃぃぃぃ!!!
















































・・・・・・・・。





これはこれは!?  


細長いヒラメだこと!(笑)




なんでこんなんばかり釣れてしまうんだオレって・・・。

これはドチザメってやつだ。

体長は70cmくらい。


なんか引き方もゆったりとしていてブルブル感がなかったような。

期待して損したなぁ。  早く気がつくべきだった。







アメリカナマズみたいな深く透き通った目をしてやがる。







その後、20時に撤収するまでの間に2回アタリがあったが、これまた痛恨のバラシ!

イイ引きしていたんだが・・・。 

ヒラメの可能性大だったんだが・・・・。






今回の自分、かなりツイていない様子。

前日のも含めて合計5回も魚を取り逃がしている。

エイとかサメ、またはスズキの可能性もあるが、そのアタリのうちの何回かは

きっとヒラメだったんだろう。




やはり、というか何というか、

へこんだ車を運転しながら、へこんだ気持ちで帰宅することになりました(笑)




絶対リベンジしてやる!

何が何でもヒラメ釣ってやる!!!